12.賀田~新鹿<曽根次郎坂太郎坂・二木島峠・逢神坂峠> おすすめ:★★★★★ 所要時間:6時間10分

コースガイド
1.尾鷲シーサイドビュー
【10:05】
今回は尾鷲シーサイドビューがスタートです。宿の方が、熊野古道歩きの人のためにおにぎりを作ってくれます(300円)。
日帰りの場合は、賀田駅に車をとめるスペースがありますよ。
2.石碑
【10:10】
すぐにこんな石碑があります。
曽根次郎坂太郎坂の登り口までの道沿いには、レトロな建物が多く残っていて風情があります。
3.曽根次郎坂太郎坂登り口
【10:20】
登り口は墓地の入口にもなっています。
お墓参りに来られている地元の方がけっこういました。
4.登り口付近
【10:25】
苔むした道がいい感じです。
5.石切場
【10:30】
このあたりは石切場といって採石場だったようで、ここの石が江戸城の石垣にも使われたそうです。
確かに石垣に使えそうな大きな石がゴロゴロしています。
6.行き倒れ供養碑
【10:40】
八鬼山越えに多く見られた行き倒れの供養碑がここにもありました。
曽根次郎坂太郎坂も八鬼山ほどではないですが、結構な峠道なので、ここで力尽きる旅人もいたと思われます。
7.曽根次郎坂
【10:50】
曽根次郎坂太郎坂は、馬越峠のようなきれいな石畳が続いていますが、歩く人が比較的多くないのか苔むしたままのところが美しいです。
また道幅も広くて、明るい雰囲気の峠道です。
8.鯨石
【10:55】
突然、左前に大きな石(岩?)が現れます。
下から見てると空母のように見えましたが、名前は「鯨石」。
そういわれると鯨に見えますね。
こうした奇岩を見て回るのも、熊野古道歩きの醍醐味ですね。
9.甫母峠
【11:15】
曽根次郎坂太郎坂の峠は「甫母(ほぼ)峠」といいます。
ここが、昔は志摩の国と紀伊の国の境界だったんですね。現在は尾鷲市と熊野市の境界でもあります。
かわいらしいお地蔵さんがちょこんと座っています。
10.楯見ヶ丘
【11:35】
楯見ヶ丘は、その名のとおり楯ヶ崎が見えるらしいですが、果たしてどれが楯ヶ崎なのかよく分かりません。
でも、二木島湾の向こうに見える熊野灘はすばらしい眺めです。
11.下り坂
【11:45】
曽根次郎坂太郎坂の道標は39まであります。ということは、約4kmほどの峠道ということでしょうか。
突然、脇の草むらから何かが飛び出てきたと思ったら鹿2頭でした。ビックリ!
12.猪垣
【12:20】
峠の終わりに近いところでは、羽後峠にあったような猪垣が残っています。中には高さ2~3mほどもあるものも。圧巻です。
13.二木島湾
【12:35】
いきなり眼下に二木島湾が飛び込んできます。
かなり高いところから眺める静かな漁村風景に感動しますよ。
いったん階段を降りて国道311号を横断し、またすぐに階段を登ります。
14.みかん畑
【12:50】
二木島湾へ向かって降りていく途中にはみかん畑も。
これは何という種類のみかんなんでしょうか。おいしそう。
15.二木島漁港
【12:55】
二木島漁港まで降りてきました。
ここもすぐ海だというのに、水がめっちゃきれい。
小さい船がたくさん泊まっていました。
新宮までいよいよ38kmです。
16.二木島駅と二木島湾
【13:10】
JRの高架をくぐり、民家の路地のようなところの階段をあがっていきます。
すると、二木島駅の向こうに二木島湾という絶景が!そこをワイドビュー南紀が駆け抜けていきました。
この景色を見ながら、宿の方が作ってくれたおにぎりをほおばります。
17.二木島峠登り
【13:35】
いったん国道311号に出て歩いていると、右側に二木島峠の登り口があります。
二木島峠は、道幅は広くないものの、苔むした石畳の坂が続きます。
休憩しながら歩こう。
18.二木島峠
【13:45】
二木島峠に到着です。
特に展望がいいわけでもないです。
19.逢神坂峠までの道
【13:55】
二木島峠と逢神坂峠は別々の峠というよりも尾根伝いにつながっている感じです。
だから、いったん峠を下るわけではなく、なだらかな道を進むことができます。
20.逢神坂峠
【14:05】
20分ほどで逢神坂峠に着きます。
逢神坂の名の由来は、伊勢の神様と熊野の神様が逢う場所という説と昔、狼が多く出没したという説があります。
峠にあるスタンプは、伊勢の神様と熊野の神様が逢ったような絵柄になっています。
21.逢神坂峠下り
【14:25】
下り道も苔むした石畳が続きます。
22.新鹿湾だ!
【14:50】
また遠くに海が見えます。
今度は漁港ではなく、白砂の新鹿海水浴場。
やっぱり峠を越えてきて、海が見えたときの感動はなんとも言えないですね。これこそが海の近くを通っている伊勢路の醍醐味です。
23.湊川橋
【15:00】
橋を渡ったところに道標があります。
24.巡礼道標
【15:05】
新鹿の町中にある巡礼道標。
「右なち山 左いせ道」と書いてあるのかな。
25.新鹿駅へ
【15:10】
国道311号から新鹿駅には狭い路地をくねくね曲がりながら上がっていきます。
少し分かりにくいです。
26.新鹿駅
新鹿駅15:59発の列車で賀田駅へ帰ります。(16:08着)
27.尾鷲シーサイドビューへ
【16:15】
賀田駅から車を止めてある尾鷲シーサイドビューまで歩きます。
左手に静かな賀田湾を眺めながら歩いているとそんなに疲れも感じないですね。
立ち寄りスポット
楯ヶ崎
荒々しい熊野灘を表現する代表的なスポット。
この景色を見るためには、国道311号から1時間ほど歩かないといけませんが、絶対に見る価値あり!
感動します!
もりば
尾鷲市の国道42号沿いにある「もりば」。
尾鷲なので、お刺身がおいしいのはもちろんですが、天ぷらやフライ系もボリュームたっぷりでおすすめです。
写真は鹿児島産黒豚の味噌カツ定食です。